妊娠初期に葉酸を飲まなかったら?胎児への影響と産婦人科医の最新見解の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

厚生労働省が策定した「日本人の食事摂取基準」では、妊娠のステージごとに葉酸の推奨摂取量を細かく規定しています。時期ごとの明確な基準と目的を把握しておくことで、これからの生活習慣を無理なく組み立てることができます。

妊娠ステージ推奨される摂取量(1日あたり)主な補給手段と推奨形態主な目的・医療上の意義妊活期〜妊娠初期(〜11週)食事240μg + サプリ等400μgモノグルタミン酸型サプリ推奨胎児の神経管閉鎖障害の予防・細胞分裂支援妊娠中期〜後期(12週〜出産)食事240μg + 付加量240μg(計480μg)バランスの良い食事中心(補助サプリ可)胎児の急成長支援・母体の貧血予防授乳期(産後)食事240μg + 付加量100μg(計340μg)通常の食事中心(緑黄色野菜・大豆等)母乳の質維持・産後の母体体力回復

ここで特筆すべきは、妊娠12週以降の妊娠中期・後期においてはサプリメントによる400μgの強制付加は求められていないという点です。食事から摂取するポリグルタミン酸型葉酸(通常の食事由来)を中心に、必要に応じて補うスタイルへと移行します。つまり、妊娠初期を過ぎた段階で「初期サプリを飲まなかったから」と焦って高用量のサプリを過剰摂取する必要は全くありません。