珍しい苗字は、時に持つ者の個性を際立たせる強い武器となる。文学界に燦然と輝く白樺派の巨匠・武者小路実篤(むしゃのこうじさねあつ)はその代表例だろう。重厚で雅やかな苗字は、彼の持つ独特の人間主義的作風や存在感と見事に調和していた。
現代のビジネスシーンやWebの世界でも、珍しい苗字は強力なセルフブランディングとして機能する。初対面で名刺を差し出した瞬間、一会話が弾む。一度覚えられたら絶対に忘れてもらえない。難読漢字ゆえに苦労する局面もあるが、それを上回る強烈なインパクトと固有のストーリーを珍姓は秘めている。