Q1:なぜ中京工業地帯の製造品出荷額はダントツで高いのですか?
A1:トヨタ自動車をはじめとする世界規模の完成車メーカーと、デンソーやアイシンといった巨大部品サプライヤーが密集しているためです。自動車は1台あたり約3万点の部品を必要とするすそ野の広い総合産業であり、部品製造から最終組み立てまで域内で完結するサプライチェーンが巨額の付加価値と出荷額を生み出しています。
Q2:京浜工業地帯と京葉工業地域はどう違うのですか?
A2:位置する地域と主力産業が異なります。京浜工業地帯は東京湾の西側(東京・神奈川)に位置し、機械や印刷、金属など多岐にわたる高付加価値産業が集積しています。一方、京葉工業地域は東京湾の東側(千葉県沿岸)を埋め立てて造成されたエリアで、製油所や石油化学コンビナート、製鉄所を中心とした「素材産業」に特化しています。
Q3:現在の日本の製造業において、三大工業地帯以外のどの地域が伸びていますか?
A3:特に注目されているのは、北関東自動車道や東北自動車道沿いに工業団地が広がる「関東内陸工業地域」と、TSMC(JASM)の進出を契機に関連サプライヤーが集結する「九州(シリコンアイランド)」です。広大な用地、高速交通網、自然災害リスクの低さなどを強みに、半導体や自動車関連の大型投資が活発化しています。