るなぱあくが「日本一安い遊園地」と称される最大の理由は、徹底して利用者の負担を抑えた料金設計にあります。民営の大規模テーマパークであれば、家族4人で訪れると入場料とフリーパスだけで数万円規模の出費になるケースも珍しくありません。しかし、前橋市が設置し指定管理者が運営するるなぱあくでは、財布への負担を最小限に抑えながら1日を過ごすことが可能です。
園内にある飛行塔やミニジェットコースター(くるくるサーキット)、豆汽車、メリーゴーランドなどの大型遊具はすべて1回50円(1枚50円の利用券)で利用できます。さらに、11枚綴りの回数券が500円で販売されており、回数券を利用すれば実質1回あたり約45円という破格のコストで楽しめます。加えて、昔懐かしい電動木馬などの小型遊具は、今どき自動販売機のジュースすら買えない1回10円(現金投入式)で稼働しています。
「なぜこの価格を維持できるのか」という疑問に対し、関係者の証言や運営方針を紐解くと、前橋市の公営事業としての理念が浮き彫りになります。利益追求を第一とせず、「市民および子どもたちの健全な育成と笑顔の創出」を最優先課題に据えているからにほかなりません。老朽化対策や安全点検には厳格な基準を設けつつ、過剰な装飾を排し、地域に根ざした持続可能な運営モデルを確立しています。