JR東海の丹羽俊介社長は、リニア中央新幹線が果たす歴史的役割について、日本の国土構造そのものを再定義する取り組みであると強調する。東京・名古屋・大阪がそれぞれ67分圏内で結ばれることにより、約7,000万人規模の巨大都市圏「スーパー・メガロポリス」が誕生する。
この構造変化は、単なる移動の利便性向上にとどまらない。東京一極集中の是正や、首都直下地震・南海トラフ巨大地震といった大規模災害時における東海道新幹線のバックアップ機能としても決定的な意味を持つ。丹羽社長率いる経営陣は、安全性の確立を絶対的な最優先事項と掲げつつ、二大都市圏を単一の経済ゾーンへと変革させる巨大インフラの完成に全力を注いでいる。