魔女教の幹部たちは、最初から怪物だったわけではありません。彼らの過去や肉体には、歴史の闇に葬られた衝撃的な真実が隠されています。
ペテルギウスの悲痛な転落劇
物語初期の狂気の象徴だったペテルギウスは、かつてエルフの集落を守る心優しい精霊「ジュース」でした。エミリアの養母であるフォルトナと深い愛情で結ばれていましたが、パンドラの精神操作と奸計により、自らの手で愛するフォルトナを殺害させられるという絶望を味わいます。精神が完全に崩壊した彼は、パンドラに魔女因子を定着させられ、哀しき狂気の信徒へと作り替えられてしまいました。
シリウスとカペラに渦巻く血縁と正体の謎
シリウス ロマネコンティ 正体については、ペテルギウスと同じ姓を名乗り狂執的な愛を向けている点や、エルフのような長い耳、火属性の魔法を行使する描写から、「フォルトナの遺体がパンドラやカペラの手で変異させられた姿ではないか」という説が考察コミュニティで根強く支持されています。
また、カペラ エメラダ ルグニカ 正体に関しても、約50年前に病死したとされるルグニカ王国最後の王族「エメラダ・ルグニカ王女」の名を冠しています。彼女の口にする下劣極まりない言動と、王族としての高貴な血統というギャップは、ルグニカ王室の断絶事件に魔女教が深く関与していた証左として読者に大きな衝撃を与えています。
空席とされる「傲慢」の大罪司教
長らく空席とされているリゼロ 傲慢の大罪司教 正体について、外伝『陣営結成秘話』等ではかつてヴォラキア帝国で反乱を起こした「ストライド・ヴォラキア」が傲慢を名乗っていたことが明かされています。しかし本編時間軸では空位となっており、幾多の魔女因子を取り込み適合していくナツキ・スバルが、魔女教側から「傲慢の司教」として迎え入れられようとしているのではないかという不穏な伏線が張り巡らされています。