医療機関で処方されるロキソニンと、薬局で購入できる市販の「ロキソニンS」シリーズの最も大きな違いは、「単剤処方か、複合処方か」という点に集約されます。
医師が処方する医療用ロキソニンは、ロキソプロフェンナトリウム水和物のみを含有する単剤が基本です。必要に応じて胃薬などが別包で処方されることはあっても、鎮静成分が混ざることはありません。そのため、処方薬を服用して重い眠気が生じる確率は統計上極めて低く抑えられています。
市販薬は「ドラッグストアで1箱買えば、胃荒れ防止からつらい痛みの鎮静までトータルケアできる」ようにあらかじめ複数成分がブレンドされています。この手軽さと高機能化が、結果として「意図しない眠気」という副作用を引き起こす落とし穴となっているのです。