黒帯のさらに先、柔術界において神聖視されているのが「赤帯(レッドベルト)」です。映画や漫画のフィクションではなく、実在する公式の最高段位です。
IBJJFの規定によると、赤帯は黒帯取得後に所定の年数を経て授与される9段(最低年齢67歳)および10段にのみ認められます。10段はブラジリアン柔術の創始者であるグレイシー兄弟(カルロス・グレイシー、エリオ・グレイシー、ジョルジ・グレイシー、ガスタオン・グレイシー、オズワルド・グレイシー)にのみ特別に捧げられた永久欠番に近い存在です。
9段の柔術 赤帯 歴代保持者には、実戦柔術の伝説として知られるヒクソン・グレイシーをはじめ、フラビオ・ベーリング、カーウソン・グレイシー、オズワルド・ファッダといった柔術の黎明期を築き上げたパイオニアたちが名を連ねています。黒帯を巻いてから半世紀近くにわたり普及と修練に命を捧げた人物だけに許される、生きた歴史の証明と言えます。