激闘が続く一方で、重くのしかかるのが主人公・緋村剣心の体の限界に関する描写です。人斬り抜刀斎時代から酷使し続けた小柄な肉体は、超人剣術である飛天御剣流の凄まじい負荷に耐えきれなくなっています。
最新エピソードでも、天翔龍閃をはじめとする大技を放つたびに筋肉の断裂や神経の激痛に苛まれる剣心の姿が克明に描かれています。医師の診察でも「これ以上の抜刀術の使用は命に関わる」と宣告されており、戦況は肉体的にも時間的にも極限状態です。
それでもなお、神谷薫や愛息・剣路、そして新しい時代を生きる人々を守るために逆刃刀を握り続ける剣心の横顔は、読者の胸を強く締め付けます。「不殺(ころさず)」の誓いを貫きながら、どのようにして絶望的な強敵を打ち倒すのか、結末への注目度は高まるばかりです。