SNSや口コミサイトで囁かれる「サンマルクのパン食べ放題は改悪された」という噂の正体を突き詰めると、主に「提供スタイルの変化」と「全体的な価格改定」の2点に集約されます。
かつてのサンマルクといえば、スタッフが焼き上がったパンをバスケットに入れてテーブルを巡回する「テーブルサーブ方式」が定番でした。しかし、近年の人手不足への対応とフードロス削減、そして衛生管理の観点から、店内中央の専用カウンターへ客自らが取りに行く「ブレッドバー(ビュッフェ)方式」へと改装・移行する店舗が増加しています。
「座っているだけで熱々がサーブされる特別感」を重視していた従来のファンからは、このセルフ化に対して「サービスが低下したのではないか」という声が上がったのが真相です。一方で、ブレッドバー方式には「自分の好きなタイミングで、好きな種類のパンを待たずに選べる」という大きなメリットもあり、タイパ(タイムパフォーマンス)を重視する現代のファミリー層やビジネスパーソンからはむしろ歓迎される傾向も見られます。
また、小麦や乳製品、エネルギーコストの上昇に伴い、2024年から2026年にかけてセット料金の小幅な価格改定が実施されました。しかし、同業他社のベーカリーレストランと比較しても、焼きたてパンのクオリティや季節メニューの投入頻度を考慮すれば、依然として高いコストパフォーマンスを誇っているのが実情です。