事件の主犯格たちが所属していたのは、警察庁が「準暴力団」と位置付けて警戒を強めているチャイニーズドラゴン(旧称:怒羅権)のグループでした。この組織は、中国残留孤児の2世・3世らを中心に結成された暴走族をルーツに持ち、独自の結束力と攻撃性で勢力を拡大してきた歴史を持ちます。
指定暴力団のような明確なピラミッド型の組織図を持たず、緩やかなネットワークで結びついている点が準暴力団の特徴です。暴力団対策法(暴対法)の直接的な網がかかりにくい立場を悪用し、池袋や新宿、六本木などの主要繁華街を拠点に、恐喝、特殊詐欺、闇カジノ、地下銀行など多岐にわたる不法収益活動に関与してきました。
特に池袋エリアは、古くからチャイニーズドラゴンと関係が深い拠点のひとつとされています。休日のサンシャイン60という一般市民が多数行き交う商業ビルで起きた今回の暴挙は、組織の凶暴性が一般社会の安全を直接脅かしている実態を改めて白日の下に晒しました。