ネット上の掲示板やSNSでは、結成当時の経緯について「人気Jr.を無理やり寄せ集めただけの急造グループだったのではないか」という穿った見方が語られることがあります。しかし、当時の現場の空気と育成の力学を丹念に検証すると、その見解は一面的な誤解であることが分かります。
確かに、入所から1年未満だった佐藤勝利、松島聡、マリウス葉にとっては、まさに青天の霹靂でした。しかし中軸となった中島健人と菊池風磨(通称「ふまけん」)は、結成以前から「B.I.Shadow」としてステージに立ち、切磋琢磨してきた盟友でありライバルでした。2人が積み重ねてきた確かなスキルとプロ意識という土台があったからこそ、幼い弟たちを牽引するフォーメーションが機能したのです。
また、2014年から2015年にかけて訪れた「3人体制・格差売り問題」も、ファンの間で長年議論を呼んできました。中島・菊池・佐藤の3人を主軸とし、松島・マリウスが別ユニット活動を余儀なくされた暗黒期です。外からは「不協和音」や「メンバー間の距離」と見られがちでしたが、後の手記でメンバーが語ったのは正反対の感情でした。「あの理不尽な体制に全員で耐え忍んだからこそ、5人でステージに立つことの絶対的な価値に気づけた」という逆説的な絆の獲得です。外圧によってバラバラになるどころか、内面的な結束を強める契機となった点こそ、ネットの俗説では見落とされがちな真実です。