2000年代以降の森下愛子を語る上で欠かせないのが、脚本家・宮藤官九郎作品での名演です。従来のイメージを軽やかに覆すコミカルでぶっ飛んだ母親役やマドンナ役は、若い世代の視聴者にも強烈なインパクトを与えました。
特に社会現象となった『池袋ウエストゲートパーク(IWGP)』では、長瀬智也演じる主人公・真島マコトの母親・真島ヘツ子役を好演。マルチ商法にハマりながらもどこか憎めないファンキーな母親像を確立しました。
さらに『木更津キャッツアイ』のローズ役、『マンハッタンラブストーリー』『タイガー&ドラゴン』『監獄のお姫さま』など、クドカンワールドの常連として作品のスパイスとなる名演技を連発。第41回ゴールデン・アロー賞演劇賞を受賞するなど、女優としての評価を不動のものにしました。