チップ長さ出しにおいて、装着時以上に自爪の健康を左右するのが「オフの工程」です。浮いてきたチップの隙間に爪を差し込み、無理やりベリッと剥がしてしまう行為は、爪表面の「背爪(トップ層)」を一緒に剥ぎ取ることになり、爪が紙のように薄くなる最大の要因です。
自爪を傷めずに安全にオフするための標準的な手順は以下の通りです。
まず、チップの長さを爪切りやニッパーで自爪ギリギリまで短くカットします。次に、表面のトップジェル層をファイル(100〜150G)で削り落とします。ジェルチップはアセトンで溶ける性質を持っていますが、表面のトップコートが残っているとアセトンが浸透しません。
続いて、アセトンを含ませたコットンを爪に乗せ、アルミホイルで指先を隙間なく包み込みます。この状態で15〜20分間放置します。冬場や室温が低い環境ではアセトンの揮発と反応が遅れるため、手を温めるとオフの効率が飛躍的に向上します。
時間が経過したらホイルを外し、ふやけて浮き上がったジェルとチップをウッドスティックで優しく押し出します。無理に削り取ろうとせず、硬い部分が残っている場合は再度アセトンを染み込ませて5分待つのが、健康な自爪を保つ絶対のルールです。オフ後はキューティクルオイルで十分な保湿を行います。