ネイルスクールの実技指導でも「持ちの8割はプレパレーション(下準備)で決まる」と教えられます。プロが実践する正しい手順を時系列で解説します。
ステップ1:長さと形の整爪(ファイリング)
爪切りは使わず、180〜240グリットのエメリーボードを45度の角度で当て、一定方向に動かして長さと形を整えます。爪切りを使うと断面に微細なひび割れが入り、先端剥がれの原因になります。
ステップ2:甘皮処理(キューティクルケア)
ぬるま湯やキューティクルリムーバーで甘皮を柔らかくした後、ウッドスティックやプッシャーで優しく押し上げます。爪表面に残る白っぽい薄皮(ルーススキン)をガーゼやウェットティッシュで綺麗に絡め取ります。
ステップ3:サンディング(必要な場合のみ)
自爪に細かい傷をつけて密着力を高める工程です。目の細かいスポンジファイル(180〜240G)で爪表面のツヤを消す程度に軽く撫でます。削りすぎは爪を痛めるため、全体が曇る程度で十分です。※ノンサンディング対応ジェルの場合はこの工程をスキップします。
ステップ4:油分・水分の徹底除去
エタノールまたはネイルプレップ(専用クレンザー)をキッチンペーパー(毛羽立たないペーパー)に含ませ、爪表面、サイドの溝、先端の裏側までしっかり拭き取ります。拭き取り後は自爪に指で直接触れないよう注意します。
ステップ5:ベースジェルの塗布と硬化
ハケをしごいて適量を取り、中央→左右の順で均一に伸ばします。根元とサイドは皮膚から1mmほど隙間を空け、爪の先端(エッジ)にも薄く塗ります。塗布後はすぐにライトへ入れ、所定時間(LEDで約30秒)硬化します。
ステップ6:カラージェルの塗布(2度塗り)
1回目は発色よりも薄さを意識して塗布し硬化。2回目で色ムラを補正し、均一な厚みを出して硬化します。厚塗りは内部の硬化不良を引き起こすため厳禁です。
ステップ7:トップジェルの塗布と仕上げ
表面の凹凸を整えるようにトップジェルを塗布します。未硬化ジェルの拭き取りが不要な「ノンワイプトップコート」を使用すると、曇りのない圧倒的なツヤが手軽に手に入ります。硬化熱を感じやすい工程のため、熱さを感じたら一度ライトから手を引き、数秒後に戻すのがコツです。