あの日、異変に気づいたのは妻であり元タレントの広川ひかる氏だった。深夜に自宅で倒れている上島さんを発見し、取り乱しながらも必死の通報を行ったが、救急隊が駆けつけたときにはすでに心肺停止の状態だったという。搬送先の病院で息を引き取った後、警視庁中野署による現場検証が行われ、遺書は見当たらなかったものの、事件性はなく自死であると公表された。
所属する太田プロダクションは早朝から対応に追われ、悲痛なコメントを発表。あまりに急な訃報を受け、事務所前には大勢の報道陣が詰めかけたが、関係者の誰もが「なぜ竜兵さんが」と絶句するばかりだった。日本の芸能界の第一線で40年近く身体を張り続けたベテランの死は、日常のすぐ隣に潜む闇の深さを残酷なまでに突きつけた。