十八代目中村勘三郎の死因と闘病の真実|急性呼吸窮迫症候群の猛威の主要なニュースを丁寧にまとめました。全体像を一目で把握できます。

公式に発表された直接の死因は、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)である。これは重度の肺炎や感染症、大手術などのストレスをきっかけに、両側の肺に急激な炎症が起き、血液中に酸素を取り込めなくなる極めて致命率の高い呼吸不全状態を指す。

食道がん手術の成功後、感染症を契機に発症したARDSは、彼の残された体力を削り取っていった。集中治療室(ICU)での人工呼吸器着用、さらには体外式膜型人工肺(ECMO)を用いた懸命な治療が数ヶ月にわたって続けられたが、侵された肺の機能が回復することはなかった。2012年12月5日未明、満57歳で帰らぬ人となった。