相次ぐ原材料費の高騰や円安の影響を受け、食品流通・スーパーマーケット業界では毎月のようにプライスカードの書き換えが続いている。野菜、食用油、調味料に至るまであらゆる品目がじわじわと値上がりし、従来通りの買い出しを続けていては毎月の食費が数万円単位で跳ね上がってしまうのが現状だ。
こうした逆境のなかで、消費者の意識は「切り詰める苦痛」から「ゲーム感覚で挑むスマートな最適化」へとシフトした。栄養学・家計管理の視点を取り入れ、三大栄養素のバランスを崩さずにグラム単価をいかに抑えるか。現代の台所では、直感や勘に頼らない極めてロジカルな防衛策が実践されている。