もし現在通っている歯科医院で、「いきなり神経を抜くと言われた」「歯を抜いてインプラントにするしかないと宣告された」「高額な自費治療プランの契約を急かされている」といった違和感や不信感を覚えた場合、最も取るべき行動は治療を一旦保留にし、歯科セカンドオピニオンを受けることです。
多くの患者は「セカンドオピニオンを受けたいと言ったら主治医に失礼ではないか」「気まずくなって通えなくなるのでは」と躊躇します。しかし、正当な歯科セカンドオピニオンの受け方を知っていれば、恐れる必要はまったくありません。
具体的な受診ステップは以下の通りです。
まずは主治医に対して、「一生に関わる大切な治療なので、家族とも相談し、別の専門医の意見も聞いて納得した上で進めたいです」と率直に伝えます。腕に自信と良心のある歯科医であれば、嫌な顔をすることなくレントゲン写真やCTデータのコピー(実費負担あり)を提供してくれます。もしこの申し出に対して不機嫌になったり、「他に行ったらもう診ない」と脅すような態度を取る医師であれば、その時点で信頼関係を結ぶに値しない医院であると判断できます。
セカンドオピニオン先を探す際は、「大学病院の保存科・歯周病科」や、治療したい分野の専門資格(日本歯周病学会専門医、日本歯科保存学会認定医など)を保持し、マイクロスコープを用いた精密治療を専門に行っているクリニックを選定してください。数千円から1万円程度の相談料(自由診療扱いが一般的)はかかりますが、無駄に歯を抜かれたり何十万円もの過剰治療を防ぐ保険と考えれば、決して高い出費ではありません。