最後に、種まきから定植に至るまでの具体的なステップを時系列で整理します。この手順通りに作業を進めれば、大玉収穫の確率は飛躍的に高まります。
ステップ1:土作りと播種(9月中旬〜下旬)
苗床またはセルトレイを用意し、種を1cm前後の間隔(トレイは1穴2〜3粒)で条まきします。覆土は種が隠れる程度(5mm前後)にごく薄くかけ、手のひらで軽く鎮圧して土と種を密着させます。たっぷりと灌水した後、乾燥防止と地温抑制のために新聞紙や遮光ネットで覆います。
ステップ2:発芽と日光浴(播種後4〜7日)
発芽が始まったら即座に覆いを外します。ここが最大の分かれ道です。覆いを外すのが半日遅れただけでも、光を求めてもやしのように徒長してしまいます。直射日光にしっかりと当て、風通しの良い場所で管理します。
ステップ3:間引きと葉切り剪定(10月上旬〜中旬)
本葉が1〜2枚出た段階で、密集している箇所を間引き、株間を1.5〜2cmに保ちます。草丈が15cmを超えてきたら、清潔なハサミで上部を数センチ切り戻し、風で倒れない頑丈な低重心の苗を作ります。葉色が薄い場合は、薄い液体肥料を散水代わりに与えます。
ステップ4:定植への仕上げと植え付け(11月上旬〜中旬)
迎えるべき玉ねぎ苗植え付け時期は、平野部であれば11月上旬から11月20日前後が最適です。収穫時の玉割れや病害を回避するための玉ねぎ苗とう立ち対策としても、この植え付け期を死守し、地際直径7mm前後の適正苗を選抜して畑へ植え付けます。深植えは球の肥大を妨げ、浅植えは冬の寒風で浮き上がるため、株元の白い部分が半分ほど土に埋まる「深さ2〜3cm」の適正深度で丁寧に植え込んでいきます。