ドイツの気候学者ウラジミール・ペーター・ケッペンが考案した気候区分は、単なる数字の羅列ではなく「そこに樹木が生育できるかどうか(植生)」を基準に作られています。これが世界の気候区分を決定づける根本的な理由です。
樹木が生育できる「樹林気候」は熱帯(A)、温帯(C)、亜寒帯/冷帯(D)の3つ。樹木が生育できない「無樹林気候」は、乾燥しすぎている乾燥帯(B)と、寒すぎる寒帯(E)の2つに分かれます。
この大枠を頭に入れた上で、アルファベット2文字目以降の記号が持つ意味を押さえると、雨温図の覚え方が劇的にシンプルになります。
- f(feucht / 湿潤):年中雨が降る(乾季がない)
- s(sommertrocken / 夏季乾燥):夏に雨が少なく乾燥する
- w(wintertrocken / 冬季乾燥):冬に雨が少なく乾燥する
- m(Mittelform / モンスーン):熱帯モンスーン気候に見られる中間型
記号の意味と雨温図の形状が直結しているため、丸暗記に頼る必要がなくなります。