国立西洋美術館をめぐっては、インターネット上やSNSでいくつかの誤解や見落としが散見されます。訪問前に知っておくべき代表的な「盲点」を整理しました。
誤解1:前庭のロダン彫刻を見るのに入場券が必要?
実際には、敷地内の前庭(屋外エリア)は一般開放されており、入場無料で立ち入ることができます。『考える人』『地獄の門』『カレーの市民』などの巨大彫刻は、チケットを購入せずとも間近で鑑賞および写真撮影が可能です。上野公園の散策ついでに立ち寄るだけでも、世界最高峰の彫刻美に触れることができます。
誤解2:常設展は写真撮影が全面禁止されている?
これもよくある誤解の一つです。国立西洋美術館の常設展では、一部の寄託作品や特別規制作品を除き、原則として個人利用目的の写真撮影が許可されています(フラッシュ、三脚、自撮り棒の使用、動画撮影は禁止)。作品横のキャプションに「撮影禁止マーク」が掲示されていない限り、お気に入りの名画を記念に残すことが可能です。ただし、企画展については展覧会ごとにルールが異なるため、現地の案内表示を必ず確認してください。
誤解3:企画展を見ないと常設展のチケットは買えない?
企画展と常設展は完全に区分されています。常設展のみであれば、当日券売機や窓口で一般500円という極めてリーズナブルな価格ですぐに入場できます。企画展の混雑に巻き込まれることなく、ル・コルビュジエ建築とモネをはじめとする西洋美術の名品を短時間で堪能したい場合、常設展のみの利用は極めて賢明な選択肢です。