群青の海がどこまでも広がる沖縄・宮古島。吹き抜ける潮風のなかに、日焼けした肌と穏やかな眼差しを持つ大野智の姿がある。島内で進められてきたリゾート開発計画やアトリエの設立は、彼が長年抱いてきた「自分のペースで生きる」という夢の結晶だ。そして、その穏やかな日常のすぐそばには、深い信頼で結ばれた女性の影が常にある。
地元住民や訪れた観光客から漏れ伝わる目撃情報は極めて自然体だ。スーパーで気取らずに食材を選び、愛犬を連れて夕暮れのビーチを並んで歩く二人。派手なアピールなど一切ない。そこにあるのは、互いを尊重し合う大人のパートナーシップだ。過酷なプレッシャーから解放された大野がようやく手に入れた、かけがえのない安息の時間がそこにある。