プライム帯のドラマが配信への移行に揺れる中、驚くべき強靱さを見せつけているのが日本放送協会の「連続テレビ小説」だ。毎朝15分という極めてコンパクトな尺でありながら、数十年にわたって日本人の生活リズムに深く組み込まれている。
朝ドラの強みは、その圧倒的な「接触の習慣性」にある。時計代わりにテレビをつけるライト層から、SNSで毎朝ハッシュタグをつけて感想を語り合う熱心なファンまで、受け皿の広さは他の追随を許さない。見逃し配信サービス「NHKプラス」の利用拡大も手伝い、朝の生放送を見逃した層が日中にスマートフォンで追いつくサイクルが完成したことで、国民的コンテンツとしての強固な地盤は揺らいでいない。