Q1:シド・ヴィシャスは本当にナンシーを殺害したのですか?
A1:決定的な証拠はなく、真相は未解明のままです。シド自身は初期に混乱した自供をしたものの、後に一貫して否定しました。当時のチェルシーホテルには薬物の売人など怪しい人物が出入りしており、多額の現金が奪われていたことから、強盗目的の第三者による犯行説も根強く支持されています。
Q2:シド・ヴィシャスはなぜベースが弾けないのにバンドに加入できたのですか?
A2:マネージャーのマルコム・マクラーレンやバンドが求めていたのは、高い音楽技術ではなく「パンクのアティチュードと強烈なビジュアル」だったためです。シドの圧倒的な存在感とファッションセンスは、技術的な不足を補って余りあるカリスマ性を放っていました。
Q3:シドが遺した有名な名言にはどのようなものがありますか?
A3:彼が遺した最も象徴的な言葉として「Undermine their pompous authority, reject their moral, make anarchy of whatever of morality...(気取った権威を突き崩せ、奴らの道徳を拒絶しろ、道徳のすべてをアナーキーにしてしまえ)」や、「生きていくにはあまりに若すぎ、死ぬにはあまりに遅すぎる」といったフレーズが知られており、既存社会への徹底した反抗を象徴しています。
Q4:映画『シド・アンド・ナンシー』は実話を正確に描いていますか?
A4:1986年に公開されたアレックス・コックス監督の映画(ゲイリー・オールドマン主演)は、ふたりの破滅的な愛を鮮烈に描いて高い評価を得ましたが、ジョン・ライドンなど当事者からは「事実関係が美化・脚色されすぎている」との批判も受けています。ドキュメンタリーではなく、ドラマ映画として鑑賞するのが適切です。