かつて「深海魚」といえば、グロテスクな見た目や水っぽい肉質を連想する人が少なくありませんでした。しかし現在、市場で高値取引される超高級魚の多くは中深海から深海に生息する魚たちです。白身のトロと称される「アカムツ(のどぐろ)」や深海の巨大魚「アブラボウズ」、そして「金目鯛」は、深海三大高級魚とも呼べる不動の地位を確立しています。
金目鯛がこれほどまでに美食家を唸らせる理由は、冷たい深海で体温を保ちエネルギーを蓄えるために発達した極上の脂質にあります。その脂には、血液をサラサラに保つEPA(エイコサペンタエン酸)や脳機能をサポートするDHA(ドコサヘキサエン酸)といった高度不飽和脂肪酸が極めて豊富に含まれています。
さらに、抗酸化作用を持つビタミンE、骨の健康を維持するビタミンD、そして皮目にたっぷりと含まれる上質なコラーゲンなど、美容や健康維持にも優れた栄養価を誇ります。