インターネット上の掲示板やSNSでは、誤ったライター処理方法がまことしやかに拡散されている事例が見受けられます。特に重大な事故につながりかねない誤解について警鐘を鳴らします。
「水没させれば安全」という致命的な都市伝説
ネット検索で見かける「バケツの水に沈めればガスが抜ける・安全に捨てられる」という言説は、完全な間違いです。ライターの燃料である液化ブタンガスは水に溶けません。水没させてもタンク内のガスはそのまま密閉されており、水から引き上げたり乾燥したりすれば再び着火・引火能力を取り戻します。ライター水没ガス抜き危険性の本質は、「ガスが抜けたと錯覚したままごみ袋へ投入し、結果的に破砕機で大爆発を起こす」点にあります。水没でガスは無力化できません。
穴を開けてガスを一気に抜く行為の危険性
キリやクギ、ハンマーを使ってプラスチックタンクに穴を開けようとする行為も極めて危険です。摩擦熱や静電気の火花によって、噴き出した高濃度ガスに一瞬で引火し、手指の大火傷や火災を引き起こします。道具を使って破壊するのではなく、着火レバーを開放してノズルからゆっくり気化放散させるのが唯一の安全策です。