毒性がないとはいえ、庭木が食害されたり、大量の幼虫が住宅の壁を這い回ったり、フンが地面を汚損する事態は避けたいものです。発生規模や季節に応じた効果的な対策を講じることで、被害を最小限に抑えられます。
1. 若齢幼虫期の薬剤散布(初夏〜初秋)
幼虫が小さく、葉の裏に群生している初期段階であれば、園芸用の殺虫剤が非常に高い効果を発揮します。スミチオン乳剤やオルトラン水和剤、あるいは環境負荷の少ないBT水和剤(微生物殺虫剤)を樹木全体にムラなく散布します。樹高が高く個人での散布が困難な場合は、無理をせず専門の樹木管理業者へ依頼するのが賢明です。
2. 物理的な捕獲と枝の剪定
発生初期で一部の枝葉に集まっている場合は、被害を受けた枝ごと切り落とし、ビニール袋に密閉して処分するのが最も確実です。直接素手で触れても毒はありませんが、樹液かぶれや心理的不快感を防ぐため、作業時は長袖・ゴム手袋の着用を推奨します。
3. 冬場の繭除去(予防対策)
翌シーズンの大量発生を根本から抑え込むには、冬の間の繭の物理的除去が決定打となります。落葉後の幹や周囲の構造物を点検し、ヘラやワイヤーブラシを用いて削り落とすことで、春以降の発生源を大幅に断ち切ることができます。