利用前の予算設計を正確に行うためには、単位数から金額を算出する計算式の理解が欠かせません。ショートステイ自己負担額計算の基本構造は次の通りです。
(基本サービス単位数 + 各種加算単位数)× 地域区分単価(10円〜11.4円程度)× 自己負担割合(1〜3割)+ 滞在費(日額×日数)+ 食費(食数分)+ 実費= 支払総額
具体的な利用シーンに基づき、ショートステイ利用料金シミュレーションを2パターン検証します。
ケース1:要介護3・一般世帯(第4段階/1割負担)・ユニット型個室で1泊2日
- 基本介護費+加算(2日分):約2,000円(自己負担1割分)
- 滞在費(2日分):2,060円 × 2日 = 4,120円
- 食費(朝1・昼2・夕1の計4食換算):約1,800円
- 送迎代(往復):約370円
- 1回あたりの概算自己負担総額:約8,290円
ケース2:要介護3・住民税非課税(第2段階/1割負担)・従来型多床室で1泊2日
- 基本介護費+加算(2日分):約1,800円(自己負担1割分)
- 滞在費(2日分・減免適用):370円 × 2日 = 740円
- 食費(4食分・減免適用):約600円
- 送迎代(往復):約370円
- 1回あたりの概算自己負担総額:約3,510円
このように、認定段階と部屋タイプが異なれば、同一の要介護度・同じ利用日数であっても総支払額には2倍以上の決定的な差が生じます。家計の継続性を維持するためには、事前のシミュレーション作成が不可欠です。