水盛り遣り方の完全ガイド!一人で水平・直角を狂いなく出すプロの技にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。

一般的に水盛り遣り方は2人1組で行う作業ですが、適切な治具と段取りを整えれば一人でも一切の妥協なく完了させることが可能です。

水盛りホースを用いた一人作業の裏ワザとして代表的なのが、「基準杭へのクリップ固定法」です。ホースの片端を透明なペットボトル容器などに繋ぎ、基準杭の高さに合わせてクランプや結束バンドで固定しておきます。もう一方のホース端だけを持って各杭を回れば、一人でも水面の上下動を待つだけで基準高を正確に写し取ることができます。

水糸の直角出しを一人で行う際は、メジャーの先端爪を基準点に打ち込んだビスにしっかりと引っ掛け、テンションを掛けながら円弧を描くように貫板上へ鉛筆でマーキングする「コンパス法」が有効です。交差する円弧の接点を結ぶことで、誰の手を借りることなく一人で大矩を導き出すことができます。