医学の現場において、一般的に「四十肩」や「五十肩」と呼ばれる症状の正式名称は肩関節周囲炎である。日本整形外科学会の知見によれば、肩関節の周囲に位置する靱帯や滑液包が炎症を起こし、関節包が縮むことで運動障害を引き起こす疾患とされる。
専門医が集まる整形外科の診断でも、急性期の強い炎症状態と、その後に訪れる拘縮期(関節が固まる時期)で見極めが分かれる。闇雲に強い刺激を与えるストレッチを行うと、かえって炎症を悪化させるリスクがあるため注意が必要だ。自覚症状が現れた初期段階で適切な医療・ヘルスケアの知見を取り入れ、段階に応じた手入れを行うことが、早期回復への一番の近道となる。