今回、我々が独占取材を行った元被害者の20代男性は、X(旧Twitter)上の「個人間融資」と称する投稿をきっかけに被害に遭った。「手元に現金がない時に『即日サポート』というアカウントを見つけ、気軽に相談してしまったのが間違いだった」と語る。提示された条件は、表向きは個人同士の助け合いであったが、実際には数日で倍額の返済を求められる過酷なものであった。
さらに深刻なのは、スマートフォンのアプリを利用した最新の「裏手法」だ。融資の条件として身元確認用アプリのインストールを指示され、連絡先データや位置情報、写真フォルダへのアクセス権限を要求される。返済が滞ると、これらの個人情報が一括で拡散され、勤務先や家族、SNSのフォロワーに一斉に連絡が行く仕組みになっている。物理的な脅迫に代わり、デジタル空間での社会的信用を人質に取る卑劣な手口が横行しているのが最新トラブルの裏事情だ。