そのイボ実は皮膚がん?危険な初期症状と絶対に見逃せない判別法についての真相をお届けします。

皮膚科専門医を受診した場合、どのような手順で検査と治療が行われるのか、具体的な医療費用の相場とともに解説します。

1. 痛みのない非侵襲検査「ダーモスコピー」

現代の皮膚科診療において、悪性良性のスクリーニングに不可欠なのがダーモスコピー検査です。特殊な偏光レンズとLED照明を組み合わせた拡大鏡を用い、皮膚の表皮から真皮浅層の色素沈着パターンをミリ単位で詳細に観察します。

ゼリーを塗って患部にレンズを当てるだけであるため、痛みは一切なく、数分で完了します。保険適用(3割負担で約600〜1,000円程度)であり、基底細胞癌特有の樹枝状血管やメラノーマ特有の非対称な色素ネットワークを高い精度で識別可能です。

2. 確定診断のための「皮膚生検」

ダーモスコピーで悪性が疑われた場合、局所麻酔を行った上で病変の一部または全体を切除し、顕微鏡で細胞の形態を調べる病理組織検査(生検)を行います。これにより、良性イボなのか、どのがん細胞なのか、浸潤の深さはどの程度かが100%確定します。

3. 切除手術の費用相場(健康保険適用時)

悪性腫瘍と診断された場合、あるいは悪性の疑いがある良性腫瘍を切除する場合、治療はすべて健康保険が適用されます。自己負担額(3割負担)の目安は以下の通りです。

  • 外来での局所麻酔日帰り手術(露出部・長径2cm未満):約10,000円〜18,000円(病理検査代・薬剤料含む)
  • 外来での局所麻酔日帰り手術(非露出部・長径2cm未満):約6,000円〜10,000円
  • 入院を伴う拡大切除・植皮術(悪性黒色腫など進行例):約80,000円〜150,000円(高額療養費制度の対象)

※美容目的の良性イボ切除(レーザー治療等)は自由診療(全額自己負担)となりますが、悪性が疑われる病変の切除は必ず保険診療の枠組みで行われます。