世界を股にかける孫正義氏が保有する拠点は、単なる居住空間を超えた「迎賓館」「戦略拠点」としての性格を色濃く持っています。代表的な不動産として知られるのが、東京都港区麻布永坂町の本邸、港区白金台の旧邸・迎賓施設、そして米国カリフォルニア州シリコンバレー(ウッドサイド)の大豪邸の3拠点です。
国内のメイン拠点である麻布永坂町の邸宅は、外苑東通りから一本奥に入った閑静な高台に佇んでいます。麻布永坂町といえば、ブリヂストン創業者一族の広大な屋敷をはじめ、歴史ある名家や各国大使館が点在する都内屈指の超高級住宅街です。登記記録や不動産関係者の調査によると、敷地面積は約900坪(約3,000平方メートル)という都心の一等地では類を見ない広さを誇り、高いコンクリート擁壁と厳格なセキュリティシステムで完全に遮蔽されています。
一方、港区白金台にある邸宅は、1990年代後半から2000年代初頭にかけて約80億円の総工費を投じて建設されたとされる洋風の大建築です。現在は私邸というよりもグループの要人接待や非公式ミーティングに用いられる迎賓施設としての性格が強いと囁かれています。さらに海外では、2012年後半に米カリフォルニア州ウッドサイドにある豪邸を約1億1,750万ドル(当時のレートで約90億円、現在の評価額では200億円規模)で取得。この取引は米ブルームバーグやウォール・ストリート・ジャーナルでも「当時の全米住宅取引で最高額水準」として大々的に報じられました。