スウェットを極める大人の街着術!部屋着感を消し去る最新テクに関する主要なデータを分かりやすく解説いたします。

スウェットシャツの歴史を紐解くと、そこには機能性とカルチャーの濃密な交差が存在する。20世紀初頭、運動選手の汗を吸うトレーナーとして誕生したアイテムは、1970年代の映画『ロッキー』でシルヴェスター・スタローンが見せたフィラデルフィアの灰色の街並みを走るスタイルによって、泥臭くも力強いアイコンとして世界中の男たちの記憶に焼き付いた。

やがてこのスポーツウェアは、音楽やスケートボードといった都市のユースカルチャーと合流する。ハイブランドとカルチャーの架け橋となったカニエ・ウェストや、アパレル産業のあり方を根本から変えた故ヴァージル・アブローらの手によって、無骨なスウェットは一躍「ハイエンドなストリートウェア」としての地位を確立した。かつての「運動着」は、独自の文脈を持つモードな表現へと昇華したのだ。