タイムイズマネーの真の意味とは?「時は金なり」の由来と誤解を解剖に関する疑問や疑問点を徹底的にまとめました。詳細を読もうことができます。

「タイムイズマネー(Time is money)」という言葉を明確な形で世に広めたのは、18世紀アメリカの政治家、物理学者、著述家であるベンジャミン・フランクリン(Benjamin Franklin)です。米100ドル紙幣の肖像画としても知られる彼は、避雷針の発明やアメリカ独立宣言の起草など多方面で歴史的偉業を成し遂げた人物ですが、同時に卓越した実業家・出版者でもありました。

この格言が明文化されたのは、1748年に出版された啓発文書『若き商人への手紙(Advice to a Young Tradesman)』です。フランクリンはその冒頭で、商業の世界に足を踏み入れる若者たちに向けて次のように語りかけています。

「Remember, that time is money. He that can earn ten shillings a day by his labour, and goes abroad, or sits idle one half of that day, though he spends but sixpence during his diversion or idleness, ought not to reckon that the only expense; he has really spent, or rather thrown away, five shillings besides.」
(時間を忘れるな、時間は金である。労働によって1日10シリングを稼げる者が、半日遊びに出かけたり何もせず座っていたとしよう。その気晴らしの間に使った金がわずか6ペンスだったとしても、支出をそれだけと計算してはならない。彼はそのほかに、5シリングを使い果たした、いや捨て去ったのだ。)

当時の記録文書や手記を分析すると、フランクリンが伝えたかったのは「時間を大切にしよう」という情緒的な道徳観にとどまらず、「時間の浪費は直接的な金銭の損失である」という冷徹な計算式であったことが明白に読み取れます。