「タイパ至上主義」の終焉と、無駄を愛する人々。2026年に私たちが“ニッチな沼”に落ちる理由の全貌を詳しく解説してご紹介します。

かつて趣味といえば、「インスタ映え」や「他者へのアピール」と切り離せないものだった。しかし、SNSの過剰な承認欲求ゲームに疲弊したZ世代やα世代は、あえて「誰にも見せない趣味」を選び始めている。鍵付きのアカウントでひっそりと自作のポエムを綴る、あるいは誰にも見せる予定のない粘土細工を作る。

「人に見せるための趣味は、もはや仕事と変わりません」と語るのは、トレンド分析を行うシンクタンクの研究員だ。「誰の評価も気にせず、ただ自分のためだけに時間を使う。この極めてプライベートな体験こそが、現代における究極の贅沢となっています」。見せるためのライフスタイルから、感じるためのライフスタイルへ。潮目は確実に変わっている。