スマートフォンやタブレットのフリック入力に囲まれて育った若年層にとって、物理キーボードはある種の「レトロで新鮮なプロフェッショナル・ツール」として映っている。そこへ登場したのが、タイピング操作そのものを本格的なRPG(ロールプレイングゲーム)の戦闘システムへと昇華させた新ジャンルだ。
画面上に現れる敵モンスターの弱点属性に合わせて、ランダムに生成される英単語やコードのスニペットを打ち込む。正確性と速度、そしてタイピングの「リズム」がそのまま攻撃力や防御力に変換される。ただキーを叩くのではない。指先のタッチタイピングが、まるでピアノを演奏するかのような没入感を生み出しているのだ。