1992年に宝塚歌劇団の門をたたいた檀れいは、78期生として入団。同期にはのちにトップスターとなる豪華な面々が揃っていたが、彼女の音楽学校時代の成績は決して上位ではなかった。しかし、舞台上でひときわ目を引く大器の片鱗と圧倒的なオーラは、早くから劇団関係者の注目を集めることになる。
1999年、月組にてトップ娘役に就任。息をのむ美しさと品格で一躍客席を虜にしたが、彼女の進撃はそこで終わらなかった。専科への組替えを経て、2003年には星組で再びトップ娘役に就任するという、極めて珍しい「二度咲き」を果たす。ふたつの組でトップの座を全うした事実は、彼女が単なるビジュアルの美しさだけでなく、舞台人としての高いカリスマ性と柔軟性を備えていたことの証左と言えよう。