「raccoon dog」という学術的な呼び名の一方で、近年は英会話の中でそのまま「Tanuki」と言っても通じる場面が劇的に増えています。
その最大の立役者となっているのが、世界的大ヒットゲーム『どうぶつの森(Animal Crossing)』シリーズです。作中に登場する商店の主「たぬきち」の英語名は「Tom Nook(トム・ヌック)」と名付けられており、「Tanuki」の響きをもじったネーミングになっています。初期の海外ローカライズ版では便宜上raccoonと説明されることもありましたが、現在では世界中のファンが「Tom Nook is a Japanese tanuki (raccoon dog)」と正しく認識しています。
スタジオジブリ映画『平成狸合戦ぽんぽこ(英題:Pom Poko)』の認知度も高く、日本固有の豊かな生態系や「人を化かす愛嬌ある妖怪」という文化背景を含め、海外の日本ファンコミュニティでは「Tanuki」がそのまま共通言語として親しまれています。SNS上でも日本の雪山で見られるモフモフしたエゾタヌキの写真が「Real-life Tanuki so fluffy!」と投稿され、数万件のリポストを集めるなど、海外からの反応は非常に好意的です。