近年、妻籠宿や馬籠宿といった木曽路のハイキングコースは、欧米系旅行者を中心に「日本の原風景を歩く旅」として絶大な人気を誇る。英語・中国語・韓国語に対応した車内アナウンスや大型荷物置き場の拡充、さらには全席へ配置された高速Wi-Fiとコンセントは、現代のグローバル旅行者にとって不可欠なインフラだ。
長野県内の観光協会担当者は「特急の移動時間が快適になることで、松本や長野での滞在時間が伸び、地域消費の底上げにつながる」と強い期待を寄せる。移動そのものが旅の目的となる「エクスペリエンス(体験)」型鉄道としての進化が始まっている。