夜中に激痛で目が開けられなくなった場合、まずは慌てずに角膜への刺激を最小限に抑える処置を行う必要があります。自宅で安全に実践できる応急手順をまとめました。
第一に行うべきは物理的な冷却です。清潔なタオルを水で濡らして軽く絞り、閉じた両まぶたの上に優しく乗せて冷やします。保冷剤を使用する場合は、凍傷を防ぐために必ず厚手のタオルやガーゼで包み、直接皮膚や眼球に当てないよう配慮してください。冷やすことで局所の血管拡張と神経の興奮が抑えられ、ズキズキとした痛みが緩和されます。
次に、部屋の明かりを落として暗くし、目を閉じて安静を保ちます。光の刺激そのものが傷ついた角膜へのストレスになるため、スマートフォンやテレビの画面を見る行為は避けてください。また、激しい痛みで眠れない場合は、我慢せずに市販の鎮痛解熱薬(ロキソプロフェンやイブプロフェン、アセトアミノフェンなど)を服用して痛みを和らげることが推奨されます。
なお、コンタクトレンズを装着している場合は、無理のない範囲で直ちに外してください。装着を続けると角膜への酸素供給が遮断され、傷の治癒が大幅に遅れるだけでなく重篤な感染症の原因になります。