関西屈指の伝統校である神戸女学院大学で英文学を学んでいた彼女が、なぜミス日本という大舞台に挑むことになったのか。その発端には、誰もが親近感を覚える意外なエピソードが存在します。
本人が自著や過去の回顧インタビューで明かしたところによると、応募の直接のきっかけは大学の友人たちとの何気ない会話と推薦でした。「受賞者には副賞としてハワイ旅行がプレゼントされる」という特典を知り、「みんなで記念に応募してみよう」という、女子大生らしい気軽なノリが最初の引き金だったと告白しています。
しかし、挑戦の背景にはより深い個人的な動機もありました。藤原家の家訓は非常に厳格で、実父は娘が華やかな世界に進むことを断固として許さない厳格な性格でした。幼少期から厳しく躾けられてきた彼女の心には、「敷かれたレールの上を歩むだけではなく、自分自身の力でどこまで通用するのか試してみたい」という、自立への強い欲求が芽生えていたのです。結果として、軽い気持ちで踏み出した一歩が、日本中を驚かせるシンデレラストーリーの幕開けとなりました。