「いつ間引くべきか」という疑問に対するプロの回答は実に明快だ。本葉が2〜3枚出た段階で第一回目の間引きを行い、茎が太く健康的な苗を一本厳選する。さらに成長期に入ってからは、葉の付け根から顔を出す「脇芽」を小さいうちに摘み取る作業が欠かせない。
芽かきは、晴れた日の午前中に行うのが鉄則だ。乾燥しやすい午前中に手で摘み取ることで、傷口がすばやく乾き、雑菌の侵入を最小限に防ぐことができる。ハサミを使うと刃を経由してウイルス病が伝染するリスクがあるため、手指でポキッと折るように摘み取るのがプロの秘訣だ。このひと手間で養分が果実に一気に集中し、甘くみずみずしい大玉トマトへの扉が開かれる。