ともさかりえの結婚観を語る上で欠かせないのが、過去2回の結婚と離婚のプロセスです。なぜ才能あふれる表現者たちとの生活は終わりを迎えたのか、当時の公式ブログや手記、インタビューでの発言からその決定的な真相を振り返ります。
河原雅彦との離婚理由:若さゆえのすれ違いと「良き友人」への着地
2003年、当時23歳だったともさかりえは、舞台で共演した9歳年上の演出家・俳優の河原雅彦と結婚しました。翌年2004年には待望の長男が誕生。若くして母となった彼女は、過食症や心身の不調を乗り越えながら必死に家庭を築こうと奮闘しました。
しかし、2008年12月31日、大晦日にブログを通じて離婚を発表します。双方が語った理由は「仕事と家庭の両立におけるすれ違い」でした。舞台演出家として多忙を極める河原氏と、女優復帰を果たして子育てに追われるともさかりえの間で、生活時間と意識の乖離が広がっていったとされます。ただ、彼女は手記で「彼と出会えたこと、息子を授かったことに一片の後悔もない」と明言。離婚後も息子の父親として良好なコミュニケーションを維持する「建設的なピリオド」でした。
スネオヘアーとの離婚原因:アーティストの情熱と「生活者」の温度差
2度目の結婚相手となったのが、シンガーソングライターのスネオヘアーでした。二人は2010年公開の映画『アブラクサスの祭』での夫婦役共演を機に急接近し、2011年6月にゴールインします。
しかし、この結婚も約5年半で終焉を迎えました。2016年末に離婚が成立し、2017年3月に公式ブログで公表された際、ともさかりえは赤裸々な胸の内を綴っています。
「音楽家である彼と、母であり生活者である私との間に、どうしても埋められない温度差があった」
表現者としてストイックかつ繊細な感性を持つスネオヘアーと、思春期を迎える息子を守り現実的な暮らしを維持しなければならない母としての彼女。互いを深く愛していたからこそ、精神的に過度に依存し合い、相手に期待しすぎてしまう葛藤が生じました。慰謝料などは発生せず、互いの自立を取り戻すための苦渋の選択でした。