数々の銃撃や刃傷沙汰を耐え抜いてきた屈強な桐生一馬が、なぜ末期ガンという病魔に侵されてしまったのか。その原因は、過去の危険な任務中に発生した放射性廃棄物処理施設でのトラブルによる被爆と有害物質の吸入にありました。
医師から「余命半年」と宣告された当初、桐生は積極的な抗がん剤治療を拒否していました。裏社会で多くの犠牲を生み出してきた自分に対する「報い」として病を受け入れ、静かに人生の幕を下ろそうとしていたのです。
ハワイで春日一番と合流した桐生は、仲間たちに促される形で「エンディングノート」を作成。かつて関わった人々との思い出を巡り、やり残した未練と向き合っていきます。この終活の旅こそが、頑なだった彼の心境を少しずつ変化させ、死への諦観から「生き直す勇気」へと導く重要な転機となりました。