トリコロール(フランス語:tricolore)は、ラテン語の「tri(3つの)」と「color(色)」が合わさった言葉で、文字通り「3色で構成された配色や旗」を指します。日本では「青・白・赤」の組み合わせそのものを指す名詞のように使われるケースが目立ちますが、本来は3色を使った配色全般を表すデザイン用語です。
ここで混同されやすいのが、2色配色を指す「ビコロール(bicolore)」との違いです。英語の「バイカラー(bicolor)」と同義であり、白と黒、赤と白といった明確なコントラストを持つ2色構成をビコロールと呼びます。ビコロールがシンプルさやシャープな緊張感を生み出すのに対し、トリコロールカラーは3色の組み合わせによってリズム感、躍動感、そして物語性を表現できるのが大きな特徴です。
デザインの現場では、単に3つの色を並べるだけでなく、それぞれの色の役割(主役、引き立て役、アクセント)を明確に分けることで、視覚的な安定感と華やかさを両立させる手法として広く用いられています。