トータルステーションとは?仕組みやセオドライトとの違いを徹底解説の疑問点について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。

Q1:トータルステーション(TS)の法定耐用年数と校正(キャリブレーション)の推奨頻度は?
A1:日本の税法上における測量機器(光学機器)の法定耐用年数は5年と定められています。実務上の耐久性は丁寧に使用すれば10年以上持ちますが、内部のセンサーやプリズム光学系の狂いを防ぐため、年に1回の定期点検・校正(JSIMA認定事業者によるキャリブレーション)を行うことが業界標準です。特に公共測量や公的検査を伴う現場では、1年以内に発行された有効な校正証明書の提出が必須となります。

Q2:ノンプリズム測量とプリズム測量はどのように使い分けるのが正解ですか?
A2:基本原則として、「ミリ単位の精度が求められる基準点測量・境界杭の測設・構造物の変位計測」には必ず反射プリズム(定数補正された専用プリズム)を使用してください。一方、「人が立ち入れない急傾斜地・危険箇所・構造物の高所壁面」の現況把握や、数ミリ〜1cm程度の誤差が許容される大まかな現況断面測量にはノンプリズム測量を使い分けるのが最も安全かつ効率的です。

Q3:現場で「光波」と呼ばれる機器とトータルステーションは同じものですか?
A3:現場の日常会話において「光波(こうは)」と呼ばれるものは、ほぼ100%トータルステーションのことを指しています。歴史的に「光波測距儀」が普及した名残で年配の職人を中心に今も略称として使われていますが、機器の機能としては電子セオドライトが組み合わさったトータルステーションそのものを意味しています。