授乳後や泣いた後に、小さな体で何度も激しくしゃっくりを繰り返す乳幼児の姿を見て、不安になる保護者は少なくありません。しかし、乳幼児期のしゃっくりは神経系や横隔膜の発達途上における極めて自然な生理現象です。
赤ちゃんは胃の形状が大人よりも垂直に近く、授乳時に母乳やミルクと一緒に空気を飲み込みやすいため、胃が膨らんで横隔膜を容易に刺激してしまいます。激しく苦しそうに泣いていなければ、特別な処置をしなくても数分から十数分で自然に収まることが大半です。
早く落ち着かせたい場合は、赤ちゃんの上半身を縦抱きにして背中を優しく下から上へトントンと叩いてゲップを出させたり、少量のぬるま湯や母乳を一口飲ませて嚥下反射を起こしてあげるとスムーズに鎮静化します。なお、大人向けの「息を止める」「耳を強く押す」などの刺激法は、乳幼児には危険を伴うため絶対に行わないでください。