豚バラ肉の数値の特異性を浮き彫りにするため、豚肉の他部位およびダイエッターの王道である鶏むね肉と数値を横並びで対比します。以下の比較表は、文部科学省の食品成分データベースに基づく100gあたりの生肉可食部の比較データです。
豚肉の部位別タンパク質比較を俯瞰すると、バラ肉のタンパク質量はヒレ肉やロース赤肉の約63%にとどまります。さらに、豚バラ肉と鶏むね肉の比較を行うと、同重量でタンパク質は約9g少なく、脂質は実に23倍以上、カロリーは3.5倍以上という圧倒的な開きが存在します。
このデータを見れば、一般的なローファット(低脂質)ダイエットにおいて豚バラ肉が真っ先に敬遠される理由は明白です。同じ20g強のタンパク質を補給する際、鶏むね肉なら約100kcal強で済むところが、豚バラ肉では約600kcal近くを消費することになり、カロリー収支の崩壊を招きやすい構造になっています。